[急な寝違えについて]
今日は皆さんも一度は経験したことがあるのではないかと思います、
寝違えについてどういうものか、
また時間がなくて医療機関に行けないときワンポイントで少しでも改善できるように書いていこうと思います。
[よくある症状として]
・首の動かせる範囲が狭くなり、動かすと痛みが出てくる
・肩や腕を動かすと首に痛みが出てくる
・首を横に向けられない、もしくは上下にも動かすと痛みが出てくる
「朝、起きたら首が痛い・・・・首を横に向けられない」
このような症状が多く寄せられます!
寝違えの大半がこのケースだと思います
ですが、中には朝からではなく、時間が経過した昼、
もしくは夕方から痛みが出てくる方もいるため、自分が何故首を痛めたのか原因がわからない方もいます。
[そもそも寝違えとは]
首や背中に不自然な力が加わり、首まわりの靱帯や筋肉を損傷して炎症が起こって痛みが出ます。
いわゆる首の捻挫です
治るまで、およそ数日で自然治癒でも症状が改善しますが、
また、寝違えの中には長時間にわたり首がおかしな方向に曲がったまま筋肉が拘縮している状態で、起床時に急に頭首を動かし、凝り固まった筋肉が急激に伸ばされてしまうことで、軽度な肉離れが起こる場合もあります。
こちらは筋肉の損傷度合にもよりますが治るまでに自然治癒で1週間~2週間程度かかります
[不自然な力が加わる場合とは]
・寝がえりを打った時、首に負担がかかる姿勢になってしまった
・泥酔状態で変な体勢のまま寝てしまった
・床や狭いところで寝てしまった
・慣れない寝具で寝る
また首に負担がかかる姿勢とは、
・横向きに寝たときに枕が低く頭が下がってしまう
・うつ伏せで寝ていて首を横に向けすぎてしまう
などが挙げられます
寝具が合わないこともあるかと思いますが、体が疲れていて変な姿勢のまま寝続けてしまうことも原因のひとつとして考えられると思います。
[寝違え直後にやっていいこと・ダメなこと]
では、寝違えになってしまったらまず何をしたらいいか、
まず絶対にやってはいけないのは、
・首を回すこと
・お風呂で長時間温まること
寝違えたとき首に違和感がありますが、ぐるぐると首を回してしまうと筋繊維を余計に痛めてしまい症状が悪化します
また、痛めた直後は首の痛めた部分が炎症を起こしている可能性があるため、お風呂で長時間温めるのは悪化させてしまいます
では、どうしたらいいか、
手早く安全な対処法として
・首に刺激を与えない
・アイシングで患部を冷やす
先ほど、首を回さないと書いたように痛めた直後は首に刺激を与えないことが一番です
医療機関で処置を受けるのは別として、
左右前後に倒してみたり、手で触ってみたりするのは良くありません。寝違えは炎症、つまりケガなので、
なるべく動かさない・触らないようにしましょう
そこで炎症を抑えるためにアイシングをします
15分アイシングして1時間はインターバルを置いてください
2セットくらいできるのが好ましいです
あまり長時間冷やしすぎてしまうのも血流を阻害してしまい回復を遅くさせてしまうので、
短い時間のアイシングをこまめに行ってください
[自分でできる即効性のあるストレッチ]
寝違えたとき首はなるべく動かさないほうがいいのですが、
寝違えたときの対処法として
・脇の下の神経圧迫を取る
寝違えは脇の下を通る腋窩神経が圧迫されて起こるとも言われており、
これは神経の圧迫を取ることで寝違えを治すという改善方法です
中には効果てきめんで一発で治る方もいますが、すべての寝違えに効果がでるわけではありません・・・
しかし、寝違えで痛める首付近の筋肉は伸ばさないので症状を悪化させるリスクは少なく、
やってみる価値は十分にあるものです
この方法は昔、漫画の「ゴットハンド輝」でも紹介された方法で、
寝違えの改善方法としてインターネット上で度々取り上げられることがあるので、作品自体は知らなくても方法はご存知という方もいらっしゃると思いますが、手順を確認しながら行ってください
[ストレッチ1]
左の首を痛めたと仮定して行っていきます
・まず椅子に座って寝違えで痛む側の腕を少しずつ後ろに引き上げます
・腕を引き上げて止まったところで20秒キープ、します
・20秒経ったら腕を下ろします
※写真クリックで拡大表示されます
[ストレッチ2]
・痛む側の手のひらで腰を押さえる
・そのまま肘を後ろに引いて20秒キープ
・20秒経ったら腕を下ろします
これを2セット
※写真クリックで拡大表示されます
[ストレッチ3]
・痛む側の手を肘の角度120°でばんざいする
・その角度のまま腕を軽く後ろに引いて20秒キープ
・20秒経ったら腕を下ろします
これを2セット行います
※写真クリックで拡大表示されます
実際に試してみていかがでしたか?
これで痛みが消えれば幸いですが、全く変化がない場合は無理に動かず、
アイシングや安静にしておく、医療機関に相談してみてください
[早く治すためのコツ]
まずはとにかく安静にしましょう。
「痛い」と感じる動作は避けてください。傷ついた組織を修復するためには、安静にしておくのが一番です
ですが、頭の重さだけで痛みが強くなる場合もあるので、
・タオルやマフラーなどを首に巻き首を安定
首に軽めでいいのでタオルやマフラーを巻くことで首を安定させると痛みを抑えることができます
また首のコルセットを持っている方はそちらのほうが好ましいです
また痛みの安定期に入ったら、血流を良くしましょう。
最初はアイシングが必要でしたが、温めることで回復を促進できるので、
お風呂で温めたり、ストレッチやマッサージをして血行改善をしてください
始める目安としては1週間くらいですが、痛みが強いと見極めが難しいため医療機関に相談しましょう
[今回のまとめ]
寝違えは安静にしていれば自然に治りますが、
痛めて数日は非常にキツイです。
ぜひ寝違えたときはこの対処法を試してみてください
また今回はあくまでも寝違えてすぐに医療機関にかかれない場合の応急処置なので、悪化することを避けるためにも早めに医療機関に行きましょう
当院ではトムソンベットの骨格矯正で特に寝違えを起こしやすい方は、
骨の歪みを矯正していくことで、寝違えや体の不調を事前に予防できます
興味がある方はぜひ当院にお越しください。
➡トムソンベットとは紹介ページ